2009年 05月 06日
2009年7月19日まで。 ライカ銀座店サロン 東京都中央区銀座6-4-1 電話:03-6215-7070 開館時間: 11:00 ー19:00 月曜日休館 今回の展示は、2008年にアーウィットが出版した写真集、 「Elliott Erwitt's New York」から8点、 「Elliott Erwitt's Dogs」から6点、 合計14作品が展示されています。 わずか14作品ですので、わざわざ見に行くというよりも、 銀座に行く用事があればついでにご覧になるといいかと思います。 (写真展は展示点数で見に行くのを決めるものではありませんが) アーウィットのオフィシャルサイトでも、小さいサイズですが作品を見ることが可能です。 氏の作品を語られる時に、いつも「ウイットとユーモア」という言葉が使われます。 それぐらい、写真を見ると、くすっと微笑んでしまうものが多いのです。 愛犬を撮影している方は、是非「Elliott Erwitt's Dogs」という写真集をご覧下さい。 上記会場で販売もしていますし、無料で閲覧することもできます。 犬の写真、猫の写真の多くは、犬好き、猫好きの人々を惹きつけるものです。 逆に言うと、犬や猫に興味のない人には退屈なものになる場合があります。 ところが、アーウィットの撮る犬の写真は、世界中で愛されていて、犬好きでない人にも人気があります。 この違いは何でしょうか。 「'犬の'写真」と「写真」の違いです。 犬という被写体の可愛さなどに依存しきることなく、アーウィットの作品として確立しているからだと思います。 その写真には犬が写っているのですが、よくよく見ると写っているのは、 犬だけではなくて、アーウィットの視線そのものなのだと思うのです。 アーウィットは犬を見下ろすことは少なくて、自らが犬と同じ目線の高さで撮影しています。 犬に対する敬意にあふれていて、何よりも重要なのは、犬の可愛さではなく、写真の面白さです。 :->
by sekigawa88
| 2009-05-06 00:12
| exhibition
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