2010年 11月 05日
広角レンズ(広角側)の使い方・その1
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初心者のためのカメラ入門講座、広角レンズの使い方です。
キットレンズを例に説明します。
ズームリングを回転させると、望遠側、広角側、任意に画角(写る範囲)を変更できます。
このレンズの場合は"18"を指標の場所にあわせると、もっとも広い範囲を撮影することができます。
このような広角側(あるいは単焦点の広角レンズ)で撮影することが、
写真の楽しみでもあり、難しさでもあります。
では、なぜ難しいのか考えてみましょう。
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通常の人間の視野角は約50度、注目して見る時は約30度と狭くなります。
ところが、広角レンズ18mmだと、約76度と視野角は広くなります。
普段見慣れないほどの広い範囲が写るので、広角レンズは難しいのです。
例えば、カメラ初心者でも、観察力のいい人は、
35mmや50mmなどのレンズを使うと、
「自分独自の見ている世界」を撮ることができます。
35mmや50mmは、街を歩いて見つけた素敵なポイントを、簡単に切り取れるレンズなのです。
つまり、感覚的に撮るのに適したレンズです。
ところがこれらより広く写る広角レンズでは、そういうわけにはいきません。
主役をじゃまする余計なものまで写ってしまうからです。
レンズの特性を理解して、感覚だけでなく考えながら撮るようにしましょう。

広角レンズについては専門書が何冊もあるほど、奥深い世界ですが、
以下で、簡単な使い方のコツを書いてみます。
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これはオリンパスEP1のズームキットレンズ広角側で撮影したカットです。
この写真を見せられた人は、どこを見ていいのか困ってしまいます。
広い範囲に色々なものが写っていて、主役があやふやです。
写真の基本は引き算、欲張らないで、余計なものをカットしましょう。
それには、数歩前に踏み出すことが大切です。
主役を決めてから撮影しましょう。
メインテーマを決めて、数歩踏み出して、上の写真にある3つのポイントを撮り直したのが、
これです。
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このようにすると何を撮りたかったのかは、はっきりしてきます。
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とにかく、前に出る、最初はここから始めてみましょう。
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これは広角レンズに限ったことではないのですが、
写すものの画面比率はいつも考えましょう。
このように水平線の位置をずらすことで、見え方は大きく変わります。
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横構図と縦構図でも変化します。
横の広がりを伝えたいのか、奥行き感を伝えたいのか。
見せたいのは地面なのか、空なのか、必ず主役を決めましょう。
慣れないと判断は難しいので、悩んだら縦と横、両方撮っておきます。

目線を下げることも大切です。
自分の背の高さとは違う位置から世界を見てみましょう。
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これは、しゃがんで、そしてカメラを少し斜めにしてみました。
画面の中に斜めの線が入ることで、動きがでます。
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とにかく前へ。
そして、
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縦位置も撮っておきましょう。
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広角レンズは、歪む効果があるので、物の形を強調することもできます。


1.前へ。
2.しゃんがだり、縦にしたり横にしたり、斜めにしたり。
この二つを考えながら、楽しんで撮影してみて下さい。

(つづく)

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by sekigawa88 | 2010-11-05 14:29 | lesson


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