2011年 02月 14日
結婚式の撮影方法について
結婚式の撮影方法について、いくつか質問をいただいたので、まとめて。
(質問の文章はこちらで変更しています)

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質問.1
今年の5月に妹が挙式予定です。
撮影は業者さんにもお願いしていますが、昨年一眼レフを買ったので、
自分でも撮りたいと思っています。
披露宴では友人達の楽器演奏などがある予定です。
式、披露宴、演奏などの臨場感を写すには、
どんな点に気をつけて撮影するとよいでしょうか。
(別の方からの類似質問で、ライブ演奏を撮る方法についてもありました。)

質問.2
結婚披露宴をモノクロで撮ることは可能でしょうか。
華やかなイメージのあるものをモノクロで撮るポイントは何でしょうか?
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難しい質問ですね。
当たり前のことではありますが、、写真には音声が写らないという事を強く意識して下さい。
例えば新婚旅行でハワイに行き、帰国してから写真を見て、違和感を感じることがあります。
現地で景色を見ている時は、
温度、湿度、波の音、匂い、そして非日常の時間、好きな人といる、等々、
様々な脳内フィルターがかかります。
ところが帰国して見る写真には、温度も湿度も音も写りません。
そのような感情表現をするのは、難しいことですが、色々と工夫をしてみましょう。

下の動画を音声をオフにして見て下さい。



上の動画は、室内で明暗差の強い照明を効果的につくりだして、モノクロの世界をまとめあげています。
ポイントは逆光と、意図的な露出オーバーを効果的に入れていることです。
そしてカラーでもモノクロでも大事な点は、
・カメラを複数台使って、色々な角度から撮っている。
・会場全体(ひき)、人物のアップ(より)、を撮りわけて効果的に組み合わせて編集している。
・スタッフの背中など、通常はじゃまと思われるものも撮影している。
・臨場感をだすために、意図的にカメラを揺らしている。
などなど。
このような工夫をすることで、ライブの臨終感を伝えようとしています。
1カ所からの固定カメラではなかなか難しいことです。

では、披露宴での具体的な対策としては、
・親戚や友人などと数名でチームを組んで撮影する。
・ケーキカットなどは、右側、左側、センターと、あらかじめ撮影ポジションを友人達と決めておく。
・受付、料理、席次表、などイメージカットも多く撮影しておく。
・新郎新婦を撮影している人たちを撮る。
・終了後に、チーム全員の写真をまとめて編集作業をしてアルバムを作る。
など工夫してみましょう。
この中で一番大変なのは、最後の編集作業です。
撮影したカメラが異なるので色味や画像サイズなどがばらつき、
なおかつ大量の写真をセレクトして1冊のアルバムにまとめる作業は、大変時間がかかります。
PCだけで全作業をしないで、あらかじめすべてのインデックスプリントを作ったり、
そして一人ではなく複数名で写真セレクト作業をしましょう。
一人で作業すると写真のセレクトだけで悩んで時間ばかりかかってしまいます。

また、モノクロの考え方ですが、
白いドレスの美しさをひきたたせるためには、黒が必要です。
そういう意味もあり花婿は黒い礼服を着たりするのですが、
最近は黒ではないケースもあります。
そんな時は、黒にかわるもの(露出の暗い場所)を探してみましょう。
ケーキカットでスポットライトを浴びている時は、
新郎新婦のまわりは暗くなります、その時に白はひきたつことがあります。
また逆光の位置(外やスポットライト)を探してみましょう。
上の動画を繰り替えし見ると、人物の髪の毛がきれいに見える時に、
その周辺がどうなっているかなど、よくわかると思います。

次は教会でのライブ映像です。



窓の外からの光、白い壁などを考えて構図を作っています。
人物の配置は直線になることなく、常に斜め線配列になるようにして、
立体感奥行き感を表現しています。

この二つの動画はどれも音声オフで見ると、
カメラワークがよくわかります。
写真はいい意味でも悪い意味でも音声に頼ることができません。
音が写らないということを意識して、完成したアルバムを想像しながら撮影してみましょう。
決して簡単なことではありません。
自分で撮影してアルバム編集をすると、プロのブライダル撮影業者の苦労がわかると思います。
必ず事前に練習すること。
結婚式でなくても、町の喧噪、海や川など音のある場面を、
写真だけで撮りまとめてみましょう。
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by sekigawa88 | 2011-02-14 10:54 | lesson


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