2008年 06月 17日
「ズームレンズの広角と望遠で、同じ被写体を撮る」 作例です。 前回の「絞りと被写界深度の話」は難しかったと思います。 現時点で、完全に内容を理解して、覚えなくても大丈夫です。 1. Aモード(絞り優先モード)で撮る 2. 絞りの数字(F値)を小さくすると、ピントのあう幅が狭くなる (被写体の前後がぼけやすい) 3. 絞りの数字(F値)を大きくすると、ピントのあう幅が広くなる (被写体の前後にもピントがあいやすくなる) ということを考えながら撮影してみて下さい。 色々な条件でこれは変わります。 たくさん撮ることによって、自然とできるようになります。 今回の課題は、 「ズームレンズの広角側と望遠側で同じ被写体を撮る」です。 レンズキットだと、18-55の方が多いでしょう。 オリンパスだと14-42ですね。 一番広角側の18ミリと、望遠側の55ミリで撮るということです。 上の作例だと、最初の写真は、どちらも同じ絞りです。 望遠側の55ミリだと、紙コップの背景はぼけています。 でも広角側の18ミリだと、後ろの景色にピントはあっていませんが、 でもそれが何かはわかりますね。 次に花の写真。 18ミリで撮ったものは、 「たくさん咲いているよ」 というのを伝えたい写真です。 55ミリで撮った場合は、一つの花だけを主役にする撮り方です。 どちらの写真がいい悪いとかではなくて、 自分が相手に何を伝えたいか、を考えて撮り分けるといいですよ、という話。 でも1枚の写真の中にたくさんの物があると、見る人はどこを見ていいか困ってしまいます。 主役はナッツです。 それを手前に持って来て、背後にパッケージを並べてみました。 これなら「ハワイ土産のナッツ」という説明の写真になります。 55ミリで撮ったほうは、ナッツそのものをおいしそうに見せる撮り方です。 、、、あまりおいしそうに見えないかな、、 この記事の写真はすべてD40レンズキットで撮りっぱなし、 フォトショップ補正を一切していません。 ちょっと時間なくて、窓辺でレフ板で光をまわしてナッツを撮ったのです。 ホワイトバランスは曇天にして、露出補正で明るくしたのですが、 もっと丁寧に撮ったほうがよかったですね、まあ、レンズの説明ということで(笑) 水辺のカフェで宿題をしました、という説明の写真。 55ミリで撮った写真は、カフェのロゴにピントをあわせています。 夕方を強調するためにホワイトバランスをいじって青くしています。 この写真の主役は、カフェの文字です。 周りの物は、それをひきたたせるための脇役。 雰囲気をだすために、少し暗くしています。 1〜3回のレッスンのおさらいです。 フォーカスロックで主役にピントをあわせて構図を自由に決める。 露出補正で明るさをコントロールする。 ホワイトバランスを変えて、色をコントロールする。 絞りを変えてピントのあう幅をコントロールする。 この4つを考えて、画角を変えて、広角側と望遠側で同じ被写体を撮り比べる。 これが課題です。 、、、難しいっすね(笑)、無理しなくていいです。 撮れなかった人は、この1週間で撮った写真をカード丸ごと次回持って来て下さい。 見られて困るカットがある人は、適宜選んでCDに焼いて持ってきて下さい。 当日それらの写真を、ノートPCで見ながらお話しましょう。 その場合はいつものメール提出ではなくていいです。 メールタイトルを「丸ごと当日」 として送っておいて下さい。 パンケーキレンズや単焦点を持っている人は、 それで撮った写真の中から、気に入ったカットを数点メールで送って下さい。 原則3枚以内ですが、3枚が選びきれなくて5枚や6枚になっても問題ないです。 質問があればメールで。 くれぐれも無理しないで、楽しんで下さい。 では週末にお会いしましょう。 :->
by sekigawa88
| 2008-06-17 21:06
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