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カテゴリ:lesson( 45 )

2017年 02月 03日
デジタルカメラのノイズについて
デジタルカメラの高感度ノイズについて、ご質問いただいたので、
簡単に。
下の画像は、すべてニコン D7200で撮影したものです。
f0168968_22483133.jpg

これはISO 100
f0168968_22485443.jpg

こちらはISO 3200で撮影。
ブログでこのサイズですとあまり違いがわかりませんが、
拡大して比較すると、
f0168968_2249445.jpg

かなり違います。
f0168968_8425421.jpg

ISO 6400だと、そうとうザラザラします。

デジタルカメラはISOの設定値を大きくすると、
ノイズがどんどん発生します。
でも最近のデジタルカメラでは、
f0168968_2251366.jpg

拡大して比較しなければ、ISO 800ぐらいでも大丈夫です。

ノイズが気になる気にならないは、個人差もあります。
webでしか使わないのであれば、あまり気にすることもないでしょうが、
A4サイズ以上に写真をプリントする人は、
気になるところです。
何の用途で撮るか、が大切です。
カメラレビューを読めば、
「〜〜はノイズが多い」
などの記事を多く目にしますが、
web、sns以外で写真を使わないのであれば、
ノイズをそんなに気にする必要もないかと思います。

そして、誤解されている方が意外と多かったのが、
「JPGでなくRAWで撮ればきれいですよね」
と思っている方。
ではJPGとRAWで撮った画像を比較してみましょう。
f0168968_22542740.jpg

こちらはJPGのISO 3200
そして
f0168968_22545290.jpg

こちらはRAWでISO 3200で撮影した画像。
空の部分のノイズが大きいのがわかりますか?

JPGというのはカメラの中で、画質をきれいにするための処理をされています。
RAWというのは、何もしていない素のデータです。
ノイズ軽減処理が自動でほどこされるJPGに対して、
RAWデータはすべて手動でしなければいけません。
f0168968_8491060.jpg

これが撮影後にRAW現像ソフトを使って、
ノイズ処理をほどこした写真です。
このような処理をしない、
あるいはできないのであれば、
JPGで撮ったほうがいい場合もあります。

旅行に行き、うすぐらい夕方から夜、
ISOをあげてたくさん撮影。
それらをすべてRAW現像するのは、
かなり時間かかります。
作業に慣れている人は、標準的な画像を1枚選んで、
丁寧にRAW現像して、
その処理を他の写真に同期させることもできます。

カメラは得意だけれど、
パソコン処理は苦手な方もいらっしゃるようですので、
そういう方はJPG撮影のほうがいいかもしれません。

注:カメラメーカー純正ソフトで見るとRAWデータでもノイズ処理を確認できる場合もあります。
アドビなどの他社ソフトでは、反映されません。

注:ニコンの場合、「長秒時ノイズ低減」「高感度ノイズ低減」の2つがあり、
「長秒時ノイズ低減」のほうは、RAWにも反映されます。

注:ノイズの発生量は、カメラにより異なります。
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by sekigawa88 | 2017-02-03 21:36 | lesson
2016年 04月 16日
ニコンとキャノン、オリンパスの表示について
最近、重い一眼レフから、
オリンパスの軽量ミラーレスに買い換える方が、
まわりに増えています。
機材の軽量化を求める要望が多いので、
そんな人がこれからも増えるかもしれません。

ニコンからオリンパスへの移行は問題ないですが、
キャノンからオリンパスの場合は、表示が異なります。
まずニコンとキャノンが色々と違いすぎるのです。
f0168968_1850295.jpg

・M マニュアル露出 これは各社統一。

・絞り優先モードですが、
絞りは英語でApertureです。
なのでニコンの絞り優先モードは、
Aモードですが、
キャノンは値のvalueをつけるので、Avモードとなります。

・シャッター速度優先モードですが、
ニコンはシャッター ShutterのSを使い、Sモード。
ところがキャノンはタイムTimeを使い、それにvalueで、
Tvモードとなります。
機能は同じです。

・PはプログラムProgramモード、フルオート露出です。
f0168968_18512192.jpg

オリンパスはニコン式に、
M マニュアル露出
S シャッター優先
A 絞り優先
P プログラムオート
です。

ただし、ニコンとキャノンの場合、
Mマニュアルモードと、A絞り優先モードが隣り合わせですが、
オリンパスの場合は、
Mマニュアルモードの隣はSシャッター優先モードです。

次に、低速シャッター速度のカメラ内表示が異なります。
f0168968_1852327.jpg

シャッター速度は、1秒を基準に、倍々で変化します。
1/125秒は、カメラ内では125とだけ表示されます。
1/8秒なら8と。
ところが、1/4秒より遅くなると、
ニコンとキャノンでは異なります。
ニコンは2が1/2秒のことですが、
キャノンはストップウォッチのように、0”5秒となります。
もちろん1/2=0.5なので、露出結果は一緒ですが、
紛らわしいですね。
ちなみにペンタックスもキャノンと同じ表示です。
オリンパスはニコンと同じ。

他にも、露出の測り方設定で、
キャノンは「評価測光」
ニコンは「マルチパターン測光」
と言ったり、名称の違いは各社によりたくさんあります。

余談ですが、名称こだわると、
「キャノン」は間違いで「キヤノン」が正しく、小さい「ャ」ではありません。
でも、発音考えるとキャノンですよねぇ、、、

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by sekigawa88 | 2016-04-16 18:57 | lesson
2015年 09月 01日
写真の送付について
大容量の写真を送付する方法です。

【1.写真をまとめて圧縮します】

送る写真を一つのフォルダにまとめて入れます。
このように新規フォルダを作って、写真を入れます。
f0168968_20575084.jpg

フォルダ名をわかりやすく変えて下さい。
f0168968_2058794.jpg

Macの場合は、写真の入っているフォルダを右クリック、
あるいはコントロールキーとフォルダを同時に押すと、
「~~を圧縮」とでますので、それで圧縮ファイルができます。
f0168968_20581945.jpg


Windowsの場合は、写真の入っているフォルダを右クリックして、
「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダ」で、圧縮ファイルができます。
このようにしてできた、名前.zip というファイルを送ります。

f0168968_20583255.jpg


【2.送付について】

送る時はメール添付でなく、
データ便などを使って下さい。
参考までに、firestorageの手順を書きます。
1回に250MBまで無料で送れます。
f0168968_2101450.jpg

最初にこの画面がでます。
「著作権侵害や違法なファイルではない」にチェックを入れます。
f0168968_10253130.jpg

保存期間を選択します。
初期設定では3日になっています。
この場合、3日以内にダウンロードしないとファイルは自動的に削除されます。
長期に管理保存するツールではなくて、
あくまでも受け渡しツールです。
f0168968_2103028.jpg

「アップロード」をクリック
f0168968_2105376.jpg

ファイル選択画面がでますので、先ほど作った.zipファイルを選択します。
そして「開く」をクリックすると、送信されます。
f0168968_211463.jpg

送信中は、この画面のaのバーが右に動いていきます。
送信完了すると、すぐ下に、b のURLコードがでます。
このURLコードをコピーして、メールでお知らせ下さい。

注:ここにアップロードしただけでは、誰にも送ることはまだ出来ていません。
必ず送りたい相手に、ダウンロード用のURLをメールで知らせるようにします。

f0168968_20164860.jpg


AとBが直接メールでやりとりすると重いので、
一度、雲(クラウド)の上にある大きな貸し金庫に、
Aが写真をアップロードします。
それをBがダウンロードするということです。
雲の上にはたくさんのファイルがあります。
Aのファイルがどの金庫に入っているかの番地が、さきほどのURLです。
なので必ずURLを、メールで伝えて下さい。

なお、写真が250メガを超える場合は、
ギガファイル便というので、アップロードして下さい。
50ギガまで対応しています。



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by sekigawa88 | 2015-09-01 19:45 | lesson
2015年 01月 05日
フィルターとブロアーについて
f0168968_20442056.jpg

レンズ保護のために、フィルターをつけている方は、
多いかと思います。
そのフィルターですが、たまには外して、
レンズとフィルターの間も掃除しましょう。
この中が汚れている人を、
最近見かけます。
フィルターをつけても真空状態になるわけではないので、
ホコリはたまります。
f0168968_2046378.jpg

清掃用のブロアーですが、
これは消耗品です。
劣化したら、買い替えましょう、
10年も使えるものではありません。
ゴム製品なので、内部劣化すると、
中からゴムの粉末のようなゴミが出てくるので、
清掃ではなく逆効果になる場合もあります。
表面に亀裂が入ったのを、
ガムテープで補修して使っている方がいましたけど、
数百円のものですので、買い替えたほうがいいかと思います。
買い替えの目安というのも特にはありませんが、
ゴム表面の劣化ですね。
怪しいと思ったら、
何もない白い紙に吹いてみて下さい。
内部から小さなホコリカスがでるようなら、
即処分です。

(最近気になったことでした)
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by sekigawa88 | 2015-01-05 20:52 | lesson
2014年 10月 16日
ブログで課題写真 2014年10月「卵」
テーマに沿って撮影してみよう企画、
2014年10月は、「卵」を撮ってみて下さい。

・ニワトリの卵のみとします(スーパーで売っているもの。他の動物の卵は不可)
・白い殻でも、茶色いのでも、どちらでも可。
・殻のままでも、割ってもいいです。
・わった場合は、白身と黄身をまぜないこと。
・目玉焼き、温泉卵、ゆで卵は可。
・スクランブルエッグ、オムレツなどは不可。
・写真を見た人が、「卵だなあ」とわかる写真。

・スマホでもミラーレスでも一眼レフでも、カメラは何でもかまいません。

コンテストではありません、ランク付けなどは一切しません。
難しいテクニックを競うものでもありません、どうぞお気軽に。

応募の方法(よくご確認下さい)

写真は撮りっぱなしの状態でも構いませんが、フォトショップ等で加工できる方は、
長辺を600ピクセルにして下さい。
できない方は、無理せずオリジナルサイズで送って下さい、
こちらでweb用に最適化します。
スマホから直接送る場合なども、オリジナルサイズでかまいません。

注:ファイルはjpgのみです、psd、tiff、RAWデータなどの形式は不可です。

可能な方は、写真のファイル名を、
自分のハンドルネームに変更しておいて下さい。
例 関川真佐夫.jpg

送付先アドレスは、こちらです。

メールタイトル
1410課題「卵」  氏名
(例 1407課題「卵」 関川真佐夫)

本文に、

1. 名前 or ハンドルネーム(発表する時に撮影者として記載します)
2. 写真の説明を40文字以内で書いて下さい、掲載時に載せます。
3.  ブログなどリンク先のある方はURLを(3.の次に1文字分スペースをあけて下さい)
4. ブログのタイトル

1は必須です。
2.はなしでもかまいません。
3と4はブログのある方のみ。

・写真を添付するのを忘れないで下さい。
 名前の記入も忘れないで下さい。
 毎回写真だけを添付して、本文を書き忘れる方がいらっしゃっいます。
 送信する時によくご確認ください。
 本文記載のない方は、送信時のお名前を掲載します。

・受け取り確認のメールを3日以内にしています、
 それが届かない場合はエラーですので再送下さい。
 ブログなどURL記載エラーに関しては連絡いたしませんので、よくよくご確認下さい。

締め切りは、2014年11月16日(日)22時までです。

たくさんのご応募をお待ちしております。


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by sekigawa88 | 2014-10-16 21:21 | lesson
2014年 08月 11日
花火を撮る方法(初心者向け)
f0168968_1748228.jpg

デジタル一眼レフやミラーレス一眼カメラで、
打ち上げ花火を撮る方法です(初心者向け)

【用意するもの】
・デジタル一眼レフカメラ(or ミラーレス一眼カメラ)
・キットズームレンズ(18-55などの広角域があるもの)
 花火を極端なアップで撮りたいのでなければ、
 極端な望遠レンズは不要です。
 また絞りを絞って撮るので、
 単焦点・開放値の明るいレンズ(高額レンズ)も不要です。

・三脚
 なるべく丈夫なもの。
 重いほうが安定します。
f0168968_1749090.jpg

1.ペンライト
2.リモコン
3.予備バッテリー
 これらはあると便利です。

 三脚があれば手ブレを防げますが、
 あわててシャッターを押すと、カメラぶれおこすことがあります。
 リモコンやレリーズでシャッターを切ることをおすすめします。
 僕はリモコンを使っています。

 カメラ操作の確認には、ペンライトがなくても、
 スマホの液晶画面で代用できます。
 でも、足元など照らすのにペンライトが1本あると便利です。

 バッテリーは必ずフル充電で。
 花火撮影は、長時間露光をするので、
 バッテリーの消耗が早くなります。
 たくさん撮る場合は、予備バッテリーもあると安心です。

・メデイアカード残量は余裕をもって。
 花火撮影は、運に頼る部分もあります、
 最初のうちは、たくさん撮って、数枚いいのがあれば、
 ラッキーぐらいの気持ちで。

【カメラの設定】
・ISOオートの解除 最低感度にする。
f0168968_17502828.jpg

 ISOオート(感度自動制御)というのは、暗いところで自動的に
 ISO感動が上がってしまう設定です。
 これをオフにして、カメラの最低感度に設定して下さい。
 だいたい200か100です
(機種により異なります、写真はニコンの場合)

・長秒時ノイズリダクション解除
f0168968_17504096.jpg

 デジタルカメラの写真は、
 ISOが高くなったり、1秒を越える長時間露光をすると、
 画面全体がざらついて見えることがあります(ノイズが発生します)
 それを防ぐために、ノイズリダクションというのがあります。
 きれいな花火の写真を撮るのには、
 これをオンにするべきなのですが、
 長秒時ノイズリダクションをかけると、
 撮影した後の動作が遅くなり、
 次々とあがる花火の撮影に遅れることがあります。
 最近のカメラは長秒時のノイズもでにくくなっているので、
 オフでもかまわないと思います。
 これはどちらがいいと、言い切ることが難しいので、
 好みで変えて下さい。
 初心者の方は、オフにしたほうが、現場でいらつかないと思います。

・ホワイトバランス(晴天)

 ホワイトバランスをオートにすると、
 冷たい感じの発色になる場合があります。
 これも好みだったり、各カメラのくせがありますので、
 晴天とオートで撮り比べてみて下さい。

・露出モードM
f0168968_1751592.jpg

 写真のようなダイヤルがあると思います。
 露出モードを決めるダイヤルで、
 ミラーレスの場合は、背面液晶メニューで設定したりします。
 これをM(マニュアルモード)という設定にします。
 Mにすると、シャッター速度も絞りも、
 自分で任意に決めることができます。

・手ブレ補正オフ

 三脚を使う場合は、手ブレ補正をオフにします。
 ニコンとキヤノンは、レンズに手ブレ補正のスイッチがあり、
 ペンタックスとオリンパスは、カメラボディ側にあります。
 自分のカメラの取説で確認して、オフにして下さい。
 ニコンはVRというスイッチで、キヤノンはISというスイッチです。
f0168968_17512795.jpg

・マニュアルフォーカスの切り換え。

 レンズ、カメラ側のどちらかに、
 A Mの切り換えボタンがあります。
 Aはオートフォーカス、
 Mはマニュアルフォーカスです。
 この位置を確認しておいて下さい、
 使い方は後述。

【撮り方の考え方】
・花火が地面から打ち上げられて
・空高くあがり
・大きく開き
・閉じる
 この間、数秒シャッターが開いていれば、写ります。
 花火の種類にもよりますが、3秒から8秒ぐらいが目安です。

【撮影】
・シャッター速度をバルブにする
f0168968_17514210.jpg

 バルブというのは、シャッターを押している間ずっと、
 露光できる機能です。
  シャッターボタンを押すと、撮影が開始されて、
  シャッターボタンから指を離すと、撮影が終了します。
 バルブはbulbと表示されます。
 シャッターダイヤルをどんどん遅い速度にして、
 30秒の次ぐらいにbulbがあります。
f0168968_1752398.jpg

 シャッター速度の表示ですが、
 上のように、ただ数字が書いてあるのは、1分の秒数です。
 30とあれば、1/30秒、2とあれば、1/2秒です。
 1秒、2秒の場合は、数字の横に"がつきます。
 30"が30秒の意味で、これの次にbulbがあります。

・カメラの機種によっては、撮影モードダイヤルに、
 バルブモードがあるものもありますので、
 各カメラの取説で確認して下さい。

・絞りを8から11ぐらい、明るい花火は16にします。
 8,11,16と、動かせるように慣れて下さい。
 花火の撮影で、絞り開放で撮ることはあまりおすすめしません。

・無限大でピントを固定

 花火の撮影は、明るいうちに現場入りすることをおすすめします。
 その時に、遠景のどこかにピントをあわせて、
 上の写真にあった、フォーカスモードの切り換えで、
 M マニュアルフォーカスにします。
 花火が始まり暗くなると、オートフォーカスが、
 あわない事が多発するので、
 遠くの街灯、ビルなどにピントをオートフォーカスであわせて、
 そしてM(マニュアルフォーカス)にレバーを切り換えて下さい。
 こうすれば遠景でピントが固定されるので、
 暗いところでのオートフォーカスに悩まされることはないと思います。
 このピントリングをテープで止めれば万全ですが、
 ズームレンズの場合、止められない機種もあるので、
 その時は、花火撮影中にも、ピントの再設定をしてみて下さい。

 これらを花火が始まる前、明るいうちに設定しましょう。

 さて、花火が上がり始めたら、
 耳でよく聞いて下さい。
 ヒューという打ち上げの音が聞こえたら、
 シャッターを押します。
 そして、花火が開ききったら、シャッターを離します。
 暗ければ、絞りを8とかにして、
 明るすぎたら、絞りを16とかにします。
 これは花火の種類と、撮影距離にもよるので、
 実際にいくつの設定がいいとは言えません。
f0168968_17523958.jpg

 この写真は、花火が始まってすぐのものです。
 同じ構図、同じ絞りです。
 上の写真は、11秒ぐらいでちょうどいいですが、
 下の写真は、6秒でも露出オーバーになっています。

 そしてまだ花火の高さがわからなかったので、
 下の写真は画面の上が切れています。
 撮影後に背面液晶を確認して、
 最大でどれぐらいの高さまで上がるのか、
 どれぐらいの明るさかを確認します。

 とにかくたくさん撮って下さい。
 花火大会の規模によりますが、
 30分はあると思います。
 5分も撮影していれば、カメラ操作、
 明るさにも慣れてくると思います。
 最初の数枚は、捨てカットでいいと思います。

【構図の考え方】
 花火のアップの写真ばかり撮ると、
 それがどこの花火大会の写真だったかわからなくなるので、
 ズームを広角側にして、まわりの景色もいれてみましょう。
f0168968_21174133.jpg

 また、あまり構図を現場で気にしすぎないで、
 少し余裕をもって広く撮影しておきます。
 撮影後に、パソコンで、傾きを補正したりトリミングすればいいでしょう。
 暗い空で、きちんと水平をだすのは難しいので、
 それよりもシャッターチャンスや露出に気をつかいましょう。

【その他注意点】
・場所取りのポイントは、風上とよく言われます。
 花火の煙はすごい量なので、それがたまる風下は、
 クリアな写真にならないからです。
 ただ、風向きは夕方と夜でよく変わることがあるので、
 難しいですし、混雑などもあるので、あまり無理なく。
 風上側は、混雑する可能性もあります。

・周囲への配慮
 場所取りで大切なのは、自分の後方への配慮です。
 三脚を立てることで、
 後ろの人が見えないように。
 上の写真は、植え込みや木を背にして撮りました。

 河原や公園のシート上では、
 三脚の高さを下げるなどして対応しましょう。
 もしそこが三脚禁止場所なら、絶対にやめましょう。
f0168968_17551726.jpg

 誰よりも前に行きたい、
 その気持ちもわからないでもないのですが、
 あえて後ろに下がり、他の見物客の背中を入れる写真でも
 いいかと思います。
 この写真もトリミングすれば、花火だけの写真になります。
f0168968_17554465.jpg

 ちょっと離れた見物客のいない場所にも、
 ポイントがあったりします。

 花火大会は、混雑と暑さの戦いでもありますので、
 熱中症などに気をつけて楽しんで下さい。

(上記設定などは、参考例です。
 花火の諸条件、カメラ機種などにより、変わる場合があります)


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by sekigawa88 | 2014-08-11 21:46 | lesson
2013年 11月 20日
資料と物語の違い 構図について
先日、おすすめの書籍 13年10月で、「ネコライオン」を紹介しました。
動物写真家の巨匠・岩合光昭さんの写真が、なぜ動物マニアだけでなく、
幅広い層に支持されているか。
理由はたくさんありますが、その一つに構図があります。
それは「資料構図」と「物語構図」の違いです。
この作例をご覧下さい。
f0168968_1439577.jpg


(動物写真はないので、飛行機になりますが)

Aの縦3枚が、
あまり一般受けしない写真、資料的な撮り方です。
この左側の3枚は、飛行機の"機体に"興味ある人が撮りがちな構図で、
飛行機に興味のない人には敬遠される写真です。
(個人的には大好きなのですが)

右側Bの列は、機体だけでなく周囲もとりこんでいて、
飛行機とその周りの物語です。
このような意識で撮影すると、
飛行機に興味のない人にも見てもらえる写真になります。

ネコ、犬、飛行機、鉄道、料理、子供、花、スポーツ選手など。
これらは特に「資料」や「記録」になりがちな被写体です。
物語要素を加えるためには、
場所、季節、天気、朝昼夕の時間、なども写しこむよう意識して、
撮る時は、1歩下がって、まわりも見てみましょう。

動く被写体に対しては、シャッターチャンスばかりを気にして、
それのみに意識がいきがちです。
でも、ベストと思っているシャッタータイミングの前後に、
意外といい瞬間と景色の広がりがあることもあります。
焦らないで、まわりをよく観察してみましょう。

たとえば、料理もどアップで撮るよりも、テーブルの外まで写すと、
季節や天候などもわかり、物語的な写真になります。
晴れの日ばかりでなく、曇天や雨の日にも、
食卓の風景や物語はあります。

岩合さんの撮影したネコを見ると、
日本のネコなのか、ヨーロッパのネコなのか、
すぐにわかるカットが多いのは、
こんな理由からだと思います。


注・岩合光昭先生にお会いしたことはなく、
 この記事は僕が勝手に書いているもので文責はこちらにあります。
 また、内容は、ワークショップに参加している初心者さん向けの記事で、
 ベテランの方には周知のことであったり、作例が物足りなかったり、
 他の意見もあるかと思いますが、ご了承下さい。
 資料写真と物語写真、どちらがいい悪い、優劣の問題ではありません。
 方法論の一つです、ご参考程度に。


追記 
東京と大阪のオリンパスギャラリーで、12月に写真展があるそうです。

岩合 光昭 写真展
「The Peninsula and the Island/世界自然遺産-知床と屋久島」

東京:2013年12月 5日(木)~12月11日(水)
大阪:2013年12月19日(木)~12月27日(金)

午前10:00~午後6:00(最終日 午後3:00まで) 入場無料
休館・日曜・祝日

詳細は公式サイトを。


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by sekigawa88 | 2013-11-20 20:32 | lesson
2012年 03月 07日
構図の基本 その3
構図の基本 その1

構図の基本 その2

これの続きです。
f0168968_17522481.jpg

これはてきとうに作った英文チラシです。
英語やフランス語などは、横書き文化で、
これを見た場合、上から下へ、左から右へ、
単純な視線移動になります。
f0168968_17533746.jpg

これは拙著のサンプル頁です。
日本の書籍には、縦書きと横書きが混在するものが少なくありません。
このようなレイアウトは、日本では珍しくありませんが、
海外ではあまりありません。
どこから読み始めていいのか、横書き文化圏の人々には難しいそうです。
日本人には見慣れたレイアウトですが。

このリンクの絵をご覧下さい。
レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた、「受胎告知」という作品です。
マリア懐妊を告げる天使が、左からきます。
このように、横書き文化圏では、左から右へ視線移動する作品が多く見られます。
(もちろん例外もたくさんあります)


このリンクの絵をご覧下さい。
室町時代の有名な作品「瓢鯰図(ひょうねんず)」という作品です。
ひょうたんでナマズを押さえる男の絵です。
絵の上には文章があり、これを画賛といいます。
このように古くから日本では、縦書きと横移動構図のものが混在しています。

東洋は理詰めだけで絵を描かずに、感覚などを大切にしてきました。
西洋は、理詰めです。
絵を描く時には、理論に基づいた規則があり、
鑑賞者の視線誘導を常に考えて描きます。
その視線誘導が少ない画家、多い画家など、
個性はありますが、意識しない画家はいません。
対して東洋絵画は、細かいルールが少ないのです。
これは、どちらがいいとか悪いとか、優劣の問題ではありません。

構図で悩んでいる方は、
まずは横書き構図だけを意識してみてはいかがでしょうか。
縦横混在構図(日本人が気軽に撮っている写真の構図)は、
実は難しい表現方法です。
画面の中にたくさんの情報をちりばめる構図は、大変高度な技なので、
最初はシンプルに、左から右への物語だけを考えてみましょう。

注:西洋絵画がすべて左から右ではなくて、例外もたくさんあります。
左から右が現在から未来へ、右から左へが逆光する時間軸・過去の物語など、
色々ですが、キリスト教絵画と、それ以外ではまた異なります。


(つづく)
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by sekigawa88 | 2012-03-07 08:54 | lesson
2011年 09月 29日
構図の基本 その2
構図の基本 その1の続きです。
これが難しかった、といわれましたので、なるべく簡単な話を。
f0168968_16253890.jpg

画面の縦横を1/3に分割して、その線に交わるところに主題があると、
かっちょいい構図になる。と、言われることがあります。
f0168968_16264233.jpg

こんなふうに、ど真ん中に配置するのではなく、
f0168968_16271095.jpg

1/3線の交点に主題を配置する、ということです。
これの元の考え方は、黄金比というのですけど、計算式が面倒なので、割愛します。
要は、一番撮りたいものを、画面の中心から少しずらしましょう、ということです。
f0168968_1630598.jpg

こういうふうに真ん中ではなくて、
f0168968_16312021.jpg

こんな感じです。
ぴったり1/3交点ではなくて、だいたいの感じでいいのです。
少しずらすだけでも印象は変わります。
え、難しい?
そうなんですよね、簡単そうで難しいんですよね。
ついつい撮りたいものは中心に配置してしまいますものね。
コツとしては、カメラをのぞくとき、常に画面の四隅を見ながら考えてみましょう。
真ん中ばかり見ていると、中心に集まってしまいます。

でも、画面の中心に物がある構図は悪いことではないのですよ。
f0168968_16342959.jpg

それで迫力を出すこともできますので。

(つづく)
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by sekigawa88 | 2011-09-29 19:46 | lesson
2011年 05月 07日
構図の基本 その1
f0168968_20413445.jpg

さて、何もない白紙の状態です。
どこを見ますか?
心理テストではないのですが。
何もない空間だと視線は定まりません。
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小さな点が一つあると、視線はそこに集中します。
そして、その周りに注意はいかなくなります。
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その点が、右下に移動すれば、目線もそこに移動します。
この場合は、左上のほうには意識がむかなくなります。
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この点が矢印になるとどうでしょう。
何もない空間・左上を見るようになります。
最初に右下、次に左上と視線が移動します。
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矢印の到着点に、壁があると、視線は跳ね返ります。
1.右下
2.左上
3.中心、右下などに移動していきます。

これを美術用語で「視線誘導」と言います。
写真の場合の実例をあげてみましょう。
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真っ白い紙を撮りました。
なんだかわからないですね、どこを見ていいのやら。
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ほぼ中心に被写体をおきます。
視線は真ん中に集まりますね。
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さて、真ん中から右下に移動してみましょう。
視線は右下を注目して、左上のほうはおろそかになるでしょう。
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こうしてみるとどうでしょう。
被写体が左上を見ています。
これが上の図の矢印です。
視線の流れは、
1.右下 から 2.左上
へ移動します。
でも、これでは移動した視線の到着点がないので、
視線はうろうろとさまよってしまいます。
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壁を入れてみましょう。
右下から移動した視線が左上にあたり跳ね返り、
画面全体を見渡すようになります。

被写体が中心にある構図を「日の丸構図」と言い、
写真入門の本などでは、あまりいい構図と言われません。
理由は、その周辺に目線がいかなくなるからです。
長方形の画面なら、その隅々まですべて活用して画面構成をすべき、
ということです。
余白を活かすにしても、それが計算された余白であれば、
"いい構図"と言われます。
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これはロンドンのアンティークマーケットで買った絵で、
1941年にJohn Gilroyというアーティスが描いたギネスビールの広告です。
画面構成にまったく無駄がありません。
上からの飛行機、そして右から走ってくる人、
二つの大きな矢印が到達する場所は同じで、
1本のビール瓶です。
飛行機や人間に比べると小さい瓶ビールに、いかに視線を誘導させるか。
これは"完璧な構図"の例です。

構図を考える時に大切なポイントは、鑑賞者の目線を意識することです。
一枚の写真に、3つ以上の主題があると、見る人はどこを見ていいのかわからなくなります。
なので主題を一つに絞り、それを引き立てるための脇役をうまく配置します。
そのことで、鑑賞者は、画面全体を流れるように見ることができます。

さて、宿題です。

手元に漫画はありますか?
できればベテラン漫画家、売れている漫画家の作品がいいです。
新人作家との違いは、この視線誘導の上手さだそうです。
台詞を抜きにして、登場人物の目線をたどってみましょう。
右ページの上から左ページの下まで、流れるようにコマを追えるように、
構成されている筈です。
実際に見てみましょう。


(つづく)
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by sekigawa88 | 2011-05-07 20:50 | lesson