2010年 11月 29日
デジタル一眼レフカメラで、三脚なしで夜景を撮る場合、 前準備として、以下のテストをしておくことをおすすめします。 このテストをする時は、ISOオートの設定をオフにして下さい 1.手ぶれすしやすくなる限界シャッター速度を確認。 露出モードを シャッター速度優先モードにします。 ニコンは S キヤノンはTv 同じ被写体をシャッター速度を変えて撮り比べます。 被写体を選ぶコツは、文字の入っている看板などがいいでしょう。 風で動く木々などは、手ぶれなのか風でぶれているのか判別がつかないので。 オートフォーカスの合いやすいものがいいです。 ピンぼけと手ぶれの区別もつきにくいため。 素敵な構図とか考えないでいいので(テストデータです)、 近所で撮ってみましょう。 テストしたのは、以下の速度です。 これを全部しなくてもかまいません。 シャッター速度は絞りの数字に比べれば覚えやすいものです。 1秒を基準に、半分の速度で刻まれています。 1秒 1/2秒 1/4秒 1/8秒 1/15秒 1/30秒 1/60秒 と、倍々でどんどん速くなります。 この基準速度だけでもテストしておきましょう。 さて、このテストですが、 カメラの背面液晶では区別がつきにくいので、PCで拡大表示して確認します。 カメラの手ぶれ補正オンの場合は1/4秒でぶれました。 手ぶれ補正オフの場合は、1/8秒でぶれていました。 だいたいの目安です。 個人差もあるし、レンズや被写体などで変わります。 手ぶれという意識があってテストしたので、 お散歩撮影して歩きながら撮っている場合は、1/15秒でもぶれることが多々あります。 テスト撮影したのは、Nikon D3000レンズキット。 このレンズでは、1/15秒よりも遅いシャッター速度の場合、注意するようにしています。 2.ISOノイズテスト ISO感度は低い数字(200)のほうが、ノイズがなくきれいな画像になります。 ISO感度が高くなると(1600)、ノイズが目立つようになります。 これもカメラ機種により大きく異なるので、自分のカメラがどれぐらいでノイズが目立つのか、確認しておきましょう。 ISOを変更して撮り比べます。 最低値が100と200の機種があります。 最高値も、1600までだったり、6400まであったりと機種により異なります。 「ISOオート」の設定は解除して、任意に感度設定できるようにしておきましょう。 これも背面液晶ではわからないので、PC画面で確認しましょう。 ノイズは暗い影の部分に目立ちます。 (なので夜景撮影はノイズが目立ちやすいのです) 以下、拡大した写真です。 暗い夜景を撮る場合は、絞りをどんなに開いても光量がたりないので、 シャッター速度が遅くなります。 すると、手ぶれを起こします。 その対策として、ISO感度を上げることで、同じ被写体でも速いシャッター速度で撮影することができます。 するとノイズが発生します。 手ぶれはしたくない、画質もきれいに、 それを望むのならISOは最低感度で、するとシャッター速度が遅くなるので、 三脚が必要になります。 それをあえて三脚なしで撮るのですから、ISOノイズやシャッターの手ぶれなど、 事前に確認しておきましょう。 極端なことを言えば、ブログに写真をはるだけなら、 ノイズも手ぶれも気にならないことのが多いのです。 でもプリントしたり、日頃PC画面で大きく見たりすると気になります。 ノイズが気になるのは、個人差があります。 上記のテスト画像の場合、、200と400の差はあまり気になりません。 800で目立ちはじめて、1600のノイズは気になります。 でも、400でのノイズに耐えられないという人もいるでしょう。 逆に1600でも気にならないという人もいます。 自分独自のデータというのを覚えておきましょう。 繰り返しですが、手ぶれテストやノイズテストは、 レンズや撮影条件で大きく異なりますので、あくまでも目安ということで。 :->
by sekigawa88
| 2010-11-29 21:20
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